明日は、松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞授与式です。

slowlearner_m2011-02-10



2010年松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞を受賞しました。明日、その長野県松本市の松本CINEMAセレクトにて上映とアワードの授与式があります。


2月11日(祝・金)

※上映前に松本CINEMAセレクト・アワード授与式があります。
時間:14:00
場所: まつもと市民芸術館小ホール


脚本の宇治田隆史さんに授与式に参加していただきます!

以前も掲載させて頂きましたが、受賞理由を再度掲載させていただきます。


【授与理由】
海炭市叙景』は、函館出身の作家・佐藤泰志による函館をモデルとした同名小説を、函館ロケで映画化したいという函館市民有志を中心とする「市民参加型の映画づくり」によって完成した2010年の日本映画を代表する作品です。テレビ局が製作に大きく関与し、テレビでの連日の宣伝を通して観客を動員しようとする映画が幅をきかせる現代の日本映画界において、『海炭市叙景』が実践した、市民が単にエキストラ出演や撮影協力をするだけでなく、思想・信条に依らずに製作資金集めまで行うという真の意味での「市民参加型の映画づくり」は、日本映画史上極めて希有な試みです。また、函館生まれの作家による函館をモデルとした小説を函館ロケで映画にするという点で函館という一地方都市に徹底してこだわりながら、映画づくりを通して地方都市を活性化し、地方から文化を発信していこうとする全国の地方都市にとって先駆的なモデルとなっている点、 さらには、完成した映画が単に函館市民の映画ではなく、国境を越えた世界中の映画市民の映画となっている点も、特筆に値するでしょう。2006年よりNPO法人として松本という一地方都市において「コミュニテイシネマ(公共上映)活動」を行っている「松本CINEMAセレクト」市民スタッフ一同から、心からの敬意と賞賛の意を込め「2010年セレクト・アワード最優秀作品賞」を『海炭市叙景』の製作に関わった、熊切和嘉監督始め、函館市民、製作スタッフ、キャストなどすべての方々に授与いたします。


特定非営利活動法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト


お近くの皆さんは、是非ご参加いただければ幸いです。