2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
台風が来ると言うので、DVDで映画を見ました。 ロベルト・ロッセリーニ監督の『イタリア旅行』とビットリオ・デ・シーカ監督の『ミラノの奇蹟』です。 『イタリア旅行』は、もちろん名作中の名作ですが、『ミラノの奇蹟』は偏愛する一本で、何度見返したか分…
あっと言う間に、9月も終わりです。 毎月そんなことばかり書いているようですが、年を経るごとに一年が飛ぶように過ぎていくようで、速度を増しているような気がして、ちょっと切なくなります。 『楽隊のうさぎ』は、次回の撮影にむけて脚本の改稿中です。
雨が降るのか降らないのか、はっきりせず、天気はいまいちでした。 しかし、季節の変わり目だからだと思いますが、この微妙な体調の悪さをどうにかしたい今日この頃です。 今日は、長い時間打ち合わせ。 夕方、日向朝子監督の『フォーゴットン・ドリームス』…
気がつけば9月も終りです。 年々速度を増していくような…もっとゆっくりやっていきたいと思っているのですが。 なので、今日は、デスクワークです。 台風が接近しているという天気予報でしたが、窓の外は綺麗な夕焼けでした。
今日は、気持ちよく晴れた東京でした。 次回の撮影に向けての『楽隊のうさぎ』関係の打ち合わせをしました。 音楽をプレイバック(音楽をあらかじめ録音しておいて、演奏のふりだけして撮影する方法)ではなくシンクロ(実際の演奏を撮影する)で撮影するこ…
今日で、お預かりしていた脚本を、まずは読み切りました。 いろいろ考えねばなりませんが。 よくポール・サイモンの歌を引用するのは、わたし自身が、ある時期に、映画というものがあって助かったな、と思うことがあるからでもあります。人によっては、それ…
少しずつ、また始めていこうと思います。 まだ自分の中で消化しきれていないことも多いのですが…。 昨日の東京は、寒いくらいでした。 今日は、よく晴れましたけれど、日陰は涼しくて、秋の感じです。 とりあえず、預かっていた脚本を2本ほど読みました。 そ…
今日の東京は、一日中雨でした。 続けて『ピナ・バウシュ 夢の教室』を見ました。 10代による『コンタクトホーフ』の練習風景のドキュメンタリーです。 こんな日は、なんだかポール・サイモンの「神はいかにして映画を創りたもうたか」がちょっとだけ聞きた…
ヴィム・ヴェンダース監督の『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』をDVDで見ました。 3Dでは、思うところあって、(この作品に限った事ではないのですが)見たくないので、3D作品として撮られたこの作品を映画として云々することはできません。 ピナ・…
ユーリ・ノルシュテイン監督のアニメーションが好きです。 『話の話』ももちろん好きですが、このところ偶然『霧の中のハリネズミ』を繰り返し観ることになりました。 やはり素晴らしいものは、素晴らしい。 それで思い出した事があります。 「トムとジェリ…
先日、『ラッチョ・ドローム』のサントラが欲しいと書いたら、早速、『楽隊のうさぎ』の音楽監督である磯田健一郎さんからメールをいただいて…今ちょっと身動きがとれないで、Amazonで買いました。 好きだと言っていた、あの糸弾き(というのでしょうか? )…
『ゲゲゲの女房』や『ロボとミリ』をはじめ、お世話になっておりますムーンライダーズの写真展が、原宿のTOKYO CULTUART BY BEAMS にて開催されます。http://fashioncity.jp/shop/tokyo_cultuart_by_beams/会期はあさって9月21日より10月14日。 楽し…
この数日、とても大事な事を教えられているような気がします。 トニー・ガトリフ監督の『ラッチョ・ドローム』が好きです。 繰り返し観る映画です。 かけっぱなしにしておくこともありますが、気が付くと見入っています。 このシーンと、ここで流れる音楽が…
『海炭市叙景』を作ったとき、低予算の作品でしたから、フィルムで撮影したいという監督をはじめとする方達の想いとは別に、現実的な予算の問題としてデジタル撮影の可能性を最後まで捨ててはいませんでした。 更に、フィルムがいい、デジタルがいい、という…
もろもろバタバタ、ヨタヨタやっているので、芦澤明子キャメラマンからお電話をいただいたのですが、ゆっくりお話しする事もできません。 そんな中、こんなニュースが届きました。 富士フィルムがネガフィルム製造中止でピンク映画終了のお知らせ ※映画事業…
『ゲゲゲの女房』でHD撮影した素材を、35mmフィルム化した後に制作した作品は、全部デジタル作品です。 『吉祥寺の朝日奈くん』も『かぞくのくに』もポルノチック3作品も、『夏の終り』も、現在進行中の『楽隊のうさぎ』もデジタル作品です。 先日も書きまし…
まだまだ暑いですね。 まるでスラップスティック・コメディのようにドタバタしていて、ブレヒトの「子供の十字軍」を本棚から発掘したもののまだ読む事もできません…。 そんな中、先日のニュースの続報が届きます。 富士フィルムの公式告知によると、撮影用…
ちょっと、どたばたしております。 いろいろ考えていたら、ふと思い出して、ブレヒトの詩「子供の十字軍」が読みたくなりました。 わたしは、二つの訳で「子供の十字軍」を持っています。 ひとつは敬愛する長谷川四郎さんの訳で、『ベルトルト・ブレヒトの仕…
今日は、私事ですが嬉しいことがあった日です。 そして、家に帰って、ちょっと反省したこともあった日です。 そんな中、下記のようなニュースが流れました。 【映画用フィルム 生産終了へ】 映画のデジタル化が急速に進むなかで、国内で唯一、映画用のフィル…
コクトーが監督した『美女と野獣』のことをよく考えます。 もっとよく考えてみたいとも思っているのですが、そこまではできないでいるのです。 映画も好きなのですが、コクトーが、この映画を撮ったのがパリ解放の直後だということがずっとひっかかっている…
今日は、デスクワークをあれこれしながら、夜には録音の山本タカアキさんと打ち合わせです。 私事になりますが、明日から23日まで、あまり動くことができなくなくなるので、今日のうちにできることはと思ってはいたのですが、実のところおっつかないのが現状…
『楽隊のうさぎ』の録音、山本タカアキさんと打ち合わせの予定です。 都市に限らず、何かの“縁”というテーマは、好みではありますが、映画で何かを描くということに限っても、わたしにとっては大事なテーマであるかもしれません。 ひとつの題材を何かの“縁”…
『楽隊のうさぎ』のラッシュを観ながら、「ほんとうに何かの周縁を描くのが好きなんですね」と言われました。 もちろん監督も違えば、原作もあるわけですから、何もかも自分の思ったように作っているわけではありませんが、確かに好みとしてはあるかもしれま…
鈴木卓爾組『楽隊のうさぎ』まずは、夏撮影分の編集を終了しました。 もちろん、完成された編集ではなく、どんなリズムでこの映画進んでいくのか、できたことできなかったこと、これからどうやって撮影していくかを検証する上での編集です。 発展的な意味で…
今日は、『楽隊のうさぎ』の脚本家大石さんと脚本打ち合わせ。 先日のラッシュをもとに更によい映画にすべく、脚本の直しの方向を長い時間をかけて検証し、探りました。 それから、昨日に引き続き、鈴木卓爾監督や大森立嗣監督、瀬々敬久監督が参加している…
昨日から『かぞくのくに』のアカデミー賞日本代表への選出に関して、お祝いのお電話やメールをいただきました。 嬉しいです。 昨日も書きましたが、ほんとうにこの映画はスタッフ、キャストがみんなアイディアを出し合って作り上げた映画です。だからこそほ…
昨年夏に制作させていただた、現在公開中の映画ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』が、米国アカデミー賞の日本代表作品に選出されました。 過分の評価をいただき、とても恐縮してしまうのですが、スタッフ、キャスト総力戦で作った映画なので、とてもとても嬉…
今日は、『楽隊のうさぎ』は鋭意編集中。 明日は、その編集を受けつつ、音楽監督の磯田さんと打ち合わせです。 その間に、嬉しいニュースが飛び込んできました。 なんだかとても苦労が報われたような気がするニュースなのですが、まだ情報が解禁になっていな…
今週は、ひたすら『楽隊のうさぎ』の編集をしつつ、次回の撮影のための打ち合わせ。9月の半ばより、あまり身軽に動けなくなるので、なるべくやれることはやっておこうと…。 これから先のことも考えねばなりませんが、どうなることやら。 そういえば、今日歩…
今日は、日中、東京は激しい雨が降って、短い時間ではあったのですが、傘を持ってなかったので、ずぶ濡れでした…。 『楽隊のうさぎ』の編集は、今日からまた再開です。まずは撮った素材を、先日の話し合いをもとに、菊井くんが編集します。いつも大変な素材…