サムさんの写真集をもう一冊。

slowlearner_m2011-01-24



今日は、『マイキー&ニッキー』のマスコミ試写会がありました。
先日ご紹介したサム・ショウさんのもう一冊の写真集。
サムさんと息子のラリー・ショウの連名でジョン・カサヴェテスを撮った写真で構成された『カサヴェテス・ストリーム』(フィルムアート社刊)です。





「ジョンは、サムなしではなにもやりたがらなかった。プロデューサーとして、ポスターなどのADとして、あるいは話し相手として、いつも傍にいてほしいと思ってた。」

これは、Switchのカサヴェテス特集号に掲載されたテッド・アレン(『ラブ・ストリームス』の共同脚本)の言葉です。松田さんの編集したこのSwitchによれば、二人の出会いは1954年、カサヴェテスがグレゴリー・ラトフの舞台の演出助手をしている時で、以来、「二人を楕円の中心点のようにして人々が集まりカサヴェテス・ファミリーを形成していった」とあります。

この写真集を観ていると映画を撮る事の幸福に、いつも満たされるのです。