股旅

slowlearner_m2011-01-23



先日、ふと市川崑監督の『股旅』のことを人に喋ったら、それ以来ずっと頭の中で中村敦夫さんが演じたTVドラマの「木枯し紋次郎」のテーマ曲「だれかが風の中で」がずっと流れていて止まりません…。
この歌の作詞は和田夏十、作曲は小室等、歌は上條恒彦でした。
木枯し紋次郎」は、市川崑監督が中心になって作られたシリーズですが、池広一夫森一生出目昌伸などの監督の名前が演出として並んでいます。



市川崑監督の作品の中で、『股旅』はずっと好きな作品です。
昭和48年ということは1973年のATGと崑プロダクションの提携作品です。
そくそくと寒さが伝わってくる、どこかユーモラスでありながらやり場のない無念さが胸に残る作品です。



ATGの作品の中でも『股旅』と中川信夫監督の『生きている小平次』を偏愛しています。



どちらのポスターも大好きです。
『生きている小平次』のデザインは、横尾忠則さん。