無字幕のチェック試写でした。

slowlearner_m2010-11-15



今日は、お昼からピーター・フォークジョン・カサヴェテス主演、イレイン・メイ監督作品『マイキー&ニッキー』の無字幕のチェック試写でした。
日本に輸入されたプリントを字幕を付ける前に、状態をチェックします。
見たのは日本シネアーツの担当のNさん、字幕翻訳の齋藤敦子さん、そしてわたしの3人です。
できたてホヤホヤのきれいな日本シネ―ツの試写室で上映されました。





プリントで見た『マイキー&ニッキー』は、とてもよかったです。
電話で嬉々として喋っていたら、イマジカTVのIさんから「大絶賛ですね」とからかわれました。
久々にピーター・フォークとカサヴェテスのお芝居を、たっぷり堪能しました。
何度もビデオで見たはずの作品なのですが、プリントで見ると、また全然違った発見があります。
確かめたわけではないので正確には分からないのですが、16mm撮影で35mmにブローアップした作品ではないでしょうか? ライトもあまりあてておらず、そしてピーター・フォークとカサヴェテスのお芝居を即興的なカメラワークで追ったように見えます。被写界深度が浅いので、ピントがすぐズレるカットが結構あるのですが、それもこの作品のテイストのひとつです。それがどうした、というくらいにグイグイ引っ張られます。



冒頭、歌うようにニッキー(カサヴェテス)の名前を呼ぶマイキー(ピーター・フォーク)に対して、ドアの中から吠えるようにマイキーの名前を呼ぶニッキー。
そこからもう胸が苦しくて、たまらなくなります。



土曜日に佐藤泰志さんの母校である國學院大学で『海炭市叙景』のイヴェントが行われました。
上の写真は、生徒の皆さんによる座談会の様子です。
イヴェントの詳しい様子は、こちらで。

http://www.kaitanshi.com/