日本映画大学がスタートします。

slowlearner_m2010-10-29



本日、文部科学大臣からの認可を受け、2011年4月の開業にむけて日本映画大学がスタートしました。
これは日本で初めてのことです。
母体となるのは、故・今村昌平監督の設立した日本映画学校(専門学校)です。


故・今村昌平監督の念願、日本初の映画大学誕生!
日本映画学校から日本映画大学


学校法人神奈川映像学園は、2010年3月31日付で文部科学省日本映画大学の設置認可申請をし、大学設置準備を進めていたが、大学設置・学校法人審議会の審査を経て、10月29日付で文部科学大臣より大学設置の認可を受けた、これにより、日本映画学校(専門学校)を母体とした日本映画大学が、2011年4月より、日本で初めての映画大学としてスタートすることとなった。

日本映画大学の母体である日本映画学校は、故・今村昌平監督が1975年横浜市に横浜放送映画専門学院として開校。1986年に川崎市に移転し、日本映画学校に改称。30年以上にわたり、『十三人の刺客』の三池崇史監督、『踊る大捜査線MOVIE3』の本広克行監督、『悪人』の李相日監督をはじめ数多くの映画陣を輩出した。

故・今村監督は、平成2年に著した「日本映画大学趣意書」の中で「映画を学ぶことは最も深く人間について考えることになる筈である」と記している。
大学化は、故・今村監督の念願であり、その夢が実現されることとなった。

現在、日本映画大学は、現状の新百合ケ丘キャンパスに加え、白山キャンパスを川崎市麻生区に建設中。白山キャンパスには、今村昌平記念スタジオも設置される。

2010年12月1日より推薦入試(12月19、20日)の出願受付を開始し、その後、社会人、留学生、一般入試が行われる(定員140名)。また、11月16日(火)には、川崎市民ミュージアムにおいて、阿部孝夫川崎市市長、佐藤忠男学長、高橋世織学部長、天願大介学科長、佐々木史朗理事長が出席しての記者会見が開かれる予定。


日本映画大学公式HP
http://www.eiga.ac.jp/index.php


「映画を学ぶことは最も深く人間について考えることになる筈である」という今村監督の言葉に深く共感します。



そして、熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』は、明日19:50〜2回目の上映があります。
前売り券は完売のようですが、当日券が出ると思います。
是非ご覧下さい! http://www.tiff-jp.net/ja/