音を聞きました。

slowlearner_m2010-04-29



というわけで、昨晩は23:00から上映終了後のユーロスペースをお借りして、菊池信之さんが構成した音のついた『ゲゲゲの女房』を全編通してみました。
通常は、音響の方と音の打ち合わせをしたら、それぞれのパートが作業に入り、ダビングの期間に監督に確認してもらいながら音を構築していくのですが、菊池さんとの作業の場合は、監督やスタッフと一緒に何度も通して見ては、また細部を詰めてということをダビングまでの間ににも繰り返します。ようするに音の作業をしている1ヶ月くらいが、ずっとダビングの期間のようなものなのです。




ユーロスペースの北條さんです。
この方がいなかったら、わたしは『ゲゲゲの女房』の映画化への第1歩を踏み出さなかったかもしれません。
いつもいろいろとありがとうございます!



そこに、元ユーロのバイトで現リトルモアの藤井くんが出来たばかりの『真夜中』最新刊を持って登場します。



あっ、監督の背中に鬼太郎が…。聞けば、北條さんからの激励のプレゼントだそうです。
またもユーロスタッフの岩宗くんに手伝ってもらって上映です。



全体を見終わった後は、会議室をお借りして打ち合わせ。



音響部そろい踏み。
いつものことながら菊池さんの構成した音をつけて全編を見ると、映画がどんどん重層的になっていくのを感じます。絵の編集の時には気が付かなかったものが、音によって噴出するかのようです。今日通してみた『ゲゲゲの女房』でも、そうでした。そういうことだったのか…と改めて気づかされることが、幾つもあります。




終ったら、やっぱり外が白んでいました…。



明日は『海炭市叙景』のフィルムオールです。
すごく楽しみです。