東京から参加したキャストをご紹介します。

slowlearner_m2010-03-07




函館市民による映画を実現しようとスタートした熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』ですが、ここで、東京から函館の撮影に参加したキャストをご紹介しておこうと思います。


「まだ若い廃墟」


井川颯太◎竹原ピストル


井川帆波◎谷村美月


副島◎黒沼弘己
進行役◎石井洋輔


「ネコを抱いた婆さん」


工藤まこと◎山中崇


「黒い森」


比嘉隆三◎小林薫


比嘉春代◎南果歩


「裂けた爪」


牛島晴夫◎加瀬亮


マスター◎あがた森魚
笹川◎大森立嗣
千恵子◎伊藤裕子


「裸足」


萩谷博◎三浦誠己


リンダ◎森谷文子


スーツの男◎村上淳


以上です。
もちろんこの他にエキストラではなく台詞のある多数の役があるのですが、それは皆、函館のオーディションで選ばれた地元の皆さんが演じています。例えば、「ネコを抱いた婆さん」の主役であるトキは中里あきさんという、函館の地元のおばあさんが演じている、といった具合です。
地元の皆さんは、あらためてまたご紹介しようと思います。





3/5には、「まだ若い廃墟」の颯太と帆波の函館山での別れのシーンを撮影したのですが、谷村さんとピストルさんがとてもよくて、熊切監督も撮影の近藤龍人さんも撮りながら泣いてしまったそうです。



ちなみに、今回『海炭市叙景』は16mmフィルムで撮影しています。デジタルではありません。
16mmのネガから35mmのポジをダイレクトにおこす、ダイレクトブローアップという方式でプリントを作るのです。
かつては多かった方法ですが、今では珍しくなってしまいました。
しかし、フィルムの撮影は、HDにはない素晴らしさがあるのです。