卓爾監督の松本レポート その3

slowlearner_m2009-11-12



吉祥寺バウスシアター、函館シネマアイリス、大分シネマ5、札幌・蠍座で、浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』の上映中です!


吉祥寺バウスシアター 10/31〜 http://www.baustheater.com/

函館シネマアイリス 11/7〜13 http://www.cinemairis.com/

大分シネマ5 11/7〜13 http://www.cinema5.gr.jp/

札幌・蠍座 11/10〜23 http://www.minipara.com/hokkaido-mini/theater/sasori/


お近くの皆さんは、是非ご覧になってください!


そして、いよいよ11/21からは福岡・KBCシネマでの上映も始まります。上映に先駆けて、原作の浅生ハルミンさんが福岡を訪れます!

BOOKマルシェ佐賀×BOOKUOKA


映画『私は猫ストーカー』公開記念
浅生ハルミン トークショー


11/14(土)14:00〜15:30 ※開場は30分前

albusアルバス写真ラボ 2Fギャラリー(福岡市中央区警固2-9-14)

        
ゲスト:山根明弘北九州市いのちのたび博物館 学芸員/『わたしのノラネコ研究』著者)

〜古本と映画を愛する猫ストーカー浅生ハルミンさんとノラネコロジストの山根明弘さんがノラネコの謎に迫ります〜


1200円(要予約)

詳細はコチラ http://www.bookuoka.com/2009/item_295.html
   
共催・問/69’ersFILM 渡邊(090-9655-4765)


ハルミンさんが猫ストーカー指南をしているメイキングの上映もありますので、是非お近くの方はいらしてください!


福岡・KBCシネマ 11/21〜 http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/



さて、今日も鈴木卓爾監督による松本レポートの第3回目をお送りします。

松本シネマセレクトの上映翌日、宮崎さんはご法事があるとのことで、
私も、いろいろせねばならんこと山の如しで、早めに東京に帰ろうと
思っていたのだが、天気のよいことよいこと。
で、ちょっとだけ一人で松本市内を歩いてみたのです。

これが松本駅です。



松本は、お蕎麦が有名ですが、松本シネマセレクト事務局長の
花岡慎治氏によれば、駅のホームにある立ち食い蕎麦がかなり美味であるらしいです。
残念ながら、蕎麦スタンドの写真も撮らず、そこの蕎麦を食べるのも出来なかったのですが
(他の蕎麦屋でとろろ蕎麦を食べてしまったから)今度来た時は、
ぜひホームで蕎麦を食べようと思いました。



駅の案内道標です。
あがたの森という公園施設が、駅の東にあるようなので、そこまで足を伸ばしました。
猫、いるかな?というのがおおまかな目的であったのです。





途中、気になる古い建物が、歯医者さんみたいです。



松本市美術館の前で、突然、草間彌生さんが!
奥の巨大な花も草間さんの作品なのです。
ちょうど、草間彌生さんの展示をされていました。
まったく関係なくてあれですが、草間さんって、岡本太郎さんと
凄い似てて、アバターの着せ替えする前の、基本が同じような
そんな気がしませんか?
私の今暮らす、向ケ丘遊園には、岡本太郎美術館があります。



この花のオブジェはとても大きいです。
お金を払わなくても見れるところに展示されてます。



あがたの森に着きました。
松本高等学校の校舎が残されて、今も現役で、あがたの森図書館として使われていました。
とても古い格調のある建物です。明治期でしょうか?
映画『八甲田山』の連隊本部のシーンとかで使えそうです。
ちょうどシルバーまつりが開催されていて、松本地産のそば粉や椎茸用の丸太、とかが販売されていました。
「そば粉500グラム五百円か、安いな、買って帰って蕎麦こねるかな?でも鉢がないしな」などと考えてると…



目の前に現れた着ぐるみ人間!
手を振ってくれましたのでパシャリ。
松本市のマスコットキャラ「アルプちゃん」だそうです。
頭が、アルプス山のかたちをしているのです。



さようならアルプちゃん

猫見当たらないなあと思いながら、いつのまにやら市街地のエッジに立っていました。
「こんな真っ昼間に猫なんているわけねえじゃねえか!」と、
猫ストのニセ僧侶の台詞が聞こえて来ます。
美ヶ原の山々が聳えていました。
川の水はやはり、南アルプス天然水かなあと思いました。
信州の山は、さすがに存在感が凄くあって、心象のなかに押し迫って来る感じがありました。
これは東京から松本へ来る途中「特急あずさ」の左窓にずっと見えていた山の壁にも同じ気持ちを持ちました。
生きているもの同士が向かい合っているような、生々しい感じを受けるのです。
山裾に抱かれるというのはこういう気持ちなのですね。



(つづく)