新文芸坐で『猫ストーカー』と『buy a suit スーツを買う』の2本だてです!

slowlearner_m2009-11-13



札幌・蠍座で、浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』の上映中です!

札幌・蠍座 11/10〜23 http://www.minipara.com/hokkaido-mini/theater/sasori/


吉祥寺バウスシアター、函館シネマアイリス、大分シネマ5は今日までの上映でした。ご覧いただいた皆さん、劇場スタッフの皆さん、ありがとうございました!

そして、いよいよ11/21からは福岡・KBCシネマでの上映も始まります。上映に先駆けて、原作の浅生ハルミンさんが福岡を訪れます!

BOOKマルシェ佐賀×BOOKUOKA


映画『私は猫ストーカー』公開記念

浅生ハルミン トークショー


11/14(土)14:00〜15:30 ※開場は30分前

albusアルバス写真ラボ 2Fギャラリー(福岡市中央区警固2-9-14)


ゲスト:山根明弘北九州市いのちのたび博物館 学芸員/『わたしのノラネコ研究』著者)

〜古本と映画を愛する猫ストーカー浅生ハルミンさんとノラネコロジストの山根明弘さんがノラネコの謎に迫ります〜


1200円(要予約)

詳細はコチラ http://www.bookuoka.com/2009/item_295.html


共催・問/69’ersFILM 渡邊(090-9655-4765)


同じ14日には、佐賀でもハルミンさんのトークショーがあります!
14日から20日まで『私は猫ストーカー』がシアター・シエマでも上映されているのです。

日時:11/14(土)20:00〜トークショー


料金:¥1,500(1ドリンク付き)<要予約>


※映画「私は猫ストーカー」は11/14〜20まで連日[13:30/18:00]上映

トークショーご参加の方は映画¥1000にてご鑑賞できます。又、当日ご覧になれない方も上映期間中は、トークショーの半券持参で¥1000にてご鑑賞できます!


会場:シアター・シエマ


予約・問)シアター・シエマ TEL 0952-27-5116


ハルミンさんが猫ストーカー指南をしているメイキングの上映もありますので、是非お近くの方はいらしてください!


福岡・KBCシネマ 11/21〜 http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/
佐賀シアター・シエマ 11/14〜20 http://ciema.info/


そして、11/26には新文芸坐で『私は猫ストーカー』と『buy a suit スーツを買う』が2本だてで上映になります。何度もこのブログで書きましたが、この2本立ては、とても感慨深いです。仙台では、続けて上映がありましたが、東京では初めての試みになります。お時間がある方は、新文芸坐で続けてご覧いただければ、こんなに嬉しいことはありません。


新文芸坐のHP http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html


そして、鈴木卓爾監督の松本レポートも第4回。今回が最終回です。

いくつかの神社でお参りをして、そしたら民家の間にコロっとした猫を見つけました。
急いで、ハルミンさんの教えにしたがい、回り込んで民家の反対側へ行ったのですが・・・



家の間の奥にある丸みのあるものが、コロ助です!
でも遠すぎてほとんど見えません。すみません!でもたしかにいるのです。
実は、猫スト監督の私は、猫ストーカーが下手なのかもしれません。

またまたジャスコの裏に古い建物が!
ここは今でも会社として運営されているようです。
どうも私は、猫ストーカーするよりも、地方に来るとロケハンをしてしまいます。



松本の市街に戻り、お城を拝見に向かいました。
町のあちこちに、お水が湧き出ていて、柄杓が置かれていたり、
手を洗えるようになっていました。
松本は水の都でもあるのですね。
町並みも古さが残り、そこかしこに祀られている神様がありました。



温泉の公衆浴場のドアに、迷い猫のチラシが貼られていました。
左下です。早く戻って来るといいですね。



松本城に着きました。
この風景は、来た事があると、天守閣の手前の池を見て直感しました。
子供の頃の、城ブームに湧いていた家族旅行の記憶が突然蘇りました。
私が松本に来たのは、なんと三度目でした。
池もお城も、子供のときに見たよりも小さく感じました。
すっかり観光になってしまいましてすみません。


そんなわけで、三時手前のスーパーあずさ号で、私は私はひとまずの猫ストの旅の最終地、松本から旅立ったのです。


多くの方々が、全国で映画「私は猫ストーカー」を呼んでくださり、多くの方々が見に来てくださりました。
十年前からワンピースなどをやってくれてた仙台シネマフォーラムの上映挨拶のときには、とある話の流れで、うっかり泣いてしまいました。
地元・浜松の上映には、見に来てくれた家族や親戚やシネマバリエテの仲間達や、映画のお客さんで観客席が嘘のように個人的な空間になったように思えて、そんなみんなでスクリーンを眺める様は、ウェスアンダーソンの映画のようであり、映画に出会ってからの25年間(since1984)がズンと圧縮されてそこに現れたかのようで、不思議な興奮を覚えました。


新潟では、新潟映画塾からの十年来の方々、新しい方々が、絶えず映画を盛り上げ続けてきたからの、
続きのその日であることに、心を鷲掴みにされました。
何かとゴダールを見ていた名古屋シネマテークでも、猫ストーカーは多くのお客さんに迎え入れられました。


京都、大阪の取材旅行では、RCSの佐藤さん達に案内していただき、猫ストパンフで鼎談した小説家の柴崎友香さんが、小説『その街の今は』で触れておられる、「鰻谷」商店街をこの目で見る事が出来ました。


そう思って映画を撮って来たわけではないのだけど、劇場で映画を見終えたお客さんの顔が笑顔になっているのを拝見する度に、安堵をしてきました。
見終えて足早にお帰りになるお客さんの顔には「駄目でしたら、どうもすみません」と心の中でお詫びをしてきました。


どの劇場も、ずっとずっと自分の監督した映画がかかることを夢見ていたところばかりでした。
それは渋谷のユーロスペースや、吉祥寺のバウスシアターもそうでした。
だって世界中の傑作映画を見て来た場所ばかりですから。
いろいろな街で、あの映画を呼ぼうとの意識なくしては、映画は上映されないし呼ばれもしないもので、
私は猫ストーカー』は、日本のあちこちでこの映画をやりたいと意識していただいた方々にお願いし、託して、宣伝をしていただけたことで、やっと一人歩きをすることが出来た、小さな映画のひとつです。
どうもありがとうございました!!


また自分の思う面白い映画をつくります。
ぜひまた呼んでくださり、皆さんにお会い出来たら幸せです。
新潟シネウィンドの皆さん、仙台シネマフォーラムの皆さん、松本シネマセレクトの皆さん、京都みなみ会館、大阪シネマート心斎橋さん、RCSの皆さん、名古屋シネマテークの皆さん、浜松シネマe-raの皆さん、全国のお客さんの皆様、どうもありがとうございました。
直接は出向く事はなかったですけど、広島横川シネマ!さんをはじめ、金沢シネモンドさん、富山フォルツァ総曲輪さん、神戸アートビレッジセンターさん、函館シネマアイリスさん、吉祥寺バウスシアターさん、大分シネマ5さんどうもありがとうございました。
ハルミンさんのこれから行く九州の佐賀シアターシエマさん、福岡KBCシネマさん、まだまだ上映中の、札幌蠍座さん、原作者浅生ハルミンさま!
これからの上映の新文芸坐さん、松山シネマルナティックさん、どうぞよろしくお願いいたします。



最後に、松本の花岡くんにいただいた日本酒「大信州」です!
これ呑んで『ゲゲゲの女房』頑張ります。


鈴木卓爾