猫ストーカー・レッスン 『私は猫ストーカー』事始め〜その12

そう言えば、忘れてはいけません。
クランクイン前にロケハンも兼ねて、原作の浅生ハルミンさんに根津に来ていただき、スタッフと一緒に実地に猫ストーカーを伝授してもらいました。
猫ストーカー・レッスンです。
原作では読んでいましたが、初めて間近で見るハルミンさんの猫ストーカー。

監督も興味津々でハルミンさんに、いつもどのように猫ストーカーするのか聞いています。
ところが、ハルミンさん、いつもどちらかと言えばフェミンな格好で登場するのです。おまけに、足にはヒールのあるブーツ…。

この格好で、猫ストーカーするのですか？

「はい。時には買い物の途中でスーパーの袋抱えたまま猫ストーカーします」

そうですか…。

と、猫を見つけると、ハルミンさん、ブーツのまま突進するのです！
空き地だろうが、草むらだろうが、そのままガサガサと入って行って、猫の前に何分でも座り込んでいます。
猫が姿を消すと、姿を消した向こう側に出てきますよ、と、またヒールのあるブーツで、スカートを翻して走る走る!!
これが実にアクティヴなのです。
ちっとも、のほほんとした光景ではありません。
多いに猫ストーカーに対するイメージが変化した、貴重な体験でした。

この模様は、メイキングとして編集して、三省堂でのトークイヴェントの時に、皆さんにもちょっとだけご覧いただこうと思います。ハルミンさん、恥ずかしがるかな？