試写室より、いろいろな感想が…。
7/4(土)からシネマート新宿でロードショーされる浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』。
先日、試写を見ていただいた日向朝子監督から、こんな感想がメールで送られてきました。
『私は猫ストーカー』を見た時に、この映画、何かがあるんだけど、いったい何があるのだろうって思っていました。
その時は分かりませんでした。
優しい目があったんだなと、今は思います。
画面の中にいろいろなものが入りこんでくる。
集まってくるというのでしょうか。
外で撮っていても、古本屋の中で撮っていても。
でもそれを排除しようとはしない。
そこにいる人がみんな、なんとなく、画面の中に入ってくる。
集まってくるような感じにも見える。
猫を見つめる中に人間が入ってきても良しとする。
いろんなものが混ざりあっていることを見つめる優しい目があったんだと思います。
だからか、映画を見た後に”そういえば世界とは、こういうものだったかな”と思えたのかもしれないです。
そういえば、一緒に住んでるんだよね、って。
ちょっと嬉しい感想でした。
猫と人間だけではありませんが、“一緒に住んでるんだよね”と、そう思える映画にしたい、と思って、この映画を作っていたのです。
映画評論家の野島孝一さんにもサイトで、
たいした事が起こるわけではない下町の日常をさりげなく描写しながら猫たちを点在させた作品だが、妙にいとおしい。古本屋の同僚となる江口のりこ、古本屋の夫婦となる徳井優と坂井真紀など、市井の庶民像がなんかいい感じ。浅生ハルミンのイラストが効いている。デジタルで撮られた映画だが、たむらまさき(田村正毅)の腕は確かだ。
と書いていただきました。http://www.annieplanet.co.jp/column/226.html
そして、ロケ現場としてお店をお貸しいただいた古書猫額洞のブログにも感想が!
普通の東京の町への哀歌みたいな映画だった。
凄く嬉しいです。http://byogakudo.exblog.jp/
『私は猫ストーカー』に出演していただいた坂井真紀さんの舞台『相思双愛』を紀伊国屋ホールで見てきました。
明日までですが、お時間がある方は是非。http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall36/hall02.html#soushi
古本屋の奥さん(坂井真紀さん)と飼い猫のチビトムです。