次々にチラシが搬入される…。

と、近頃、これから公開される作品のチラシやポスター、つまりは印刷物が次々と事務所に搬入されます。例えば、先日もご紹介しましたが市川準監督の『buy a suit スーツを買う』のチラシはチケットができあがってきました。3/21(土）からの『市川準監督のこと　追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』の本チラシも、今日劇場に入りました!

タイトルの市川監督のお名前のところから、花びらがヒラヒラと散っています…。

『市川準監督のこと　追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』のチラシも『buy a suit スーツを買う』のチラシも、これをご覧になるかもしれない皆さんのところへ、無事届くのでしょうか？　今週からチラシ撒きが始まります。

『buy a suit スーツを買う』を、初めて市川監督に見せて頂いた時、なんだか市川監督から私信を受け取ったような、そんな手触りのある作品で、普通の宣伝の方法では、きっとこの作品のことを何も伝えたことにならないのだろうな、と思いました。
では、どんな伝え方がいいのでしょう？

まだ分かりません。

ただ、この作品のことを伝える時に、その“私信”のような手触りがなくならないようにと、そのことばかり考えていました。

この一枚一枚のチラシが、皆さんに手元に“私信”のように届きますように。
そして、この作品をご覧頂ければ、こんなに嬉しいことはないのですが…。

そういえば、試写にもいらしていただいた四方田犬彦さんが、産經新聞のカルチャー時評で『buy a suit スーツを買う』のことを、次のように書いて下さいっていました。

「…疲れ果て、道路のわきに積み上げられている塵埃同然になってしまった人生、たとえ希望を抱いても、すべてがもう遅すぎる。だというのに荒涼とした夜の街角が優しく感じられてくるのはどうしてなのだろうか…」

山田広野監督の『バサラ人間』のチラシも搬入されています！

『バサラ人間』の特別鑑賞券は、もちろんユーロスペースでも買えますが、新宿ゴールデン街のBAR「garden」（新宿区歌舞伎町1-1-9 ゴールデン街花園一番街／ここでは、毎週木曜日「バサラ人間の酒場」と銘打って山田広野監督がBARカウンターに入っています！）や、やはりゴールデン街にある渚ようこさんがオーナーのお店「汀」や、中野ブロードウェイ3Fのタコシェでも発売中です！