日向朝子監督から感想が届きました。

slowlearner_m2009-02-20



マスコミ試写会で、『buy a suit スーツを買う』と『TOKYO レンダリング詞集』を見ていただいた、日向朝子監督からメールで作品の感想が届きました。

日向監督は、長編映画脚本「SEESAW」でサンダンス・NHK国際映像作家賞優秀賞を受賞し、映画「大停電の夜に」を舞台にしたフェイク・ドキュメンタリー「大停電の夜に 〜ナイト・オン・クリスマス〜」(05)や、18人の監督が1日の出来事を24時間で撮るオムニバス映画『ハヴァ、ナイスデー』の一編「WAITER」(松尾敏伸小山田サユリ主演)、角田光代原作・広末涼子玉山鉄二主演の『Presents〜合い鍵〜』を撮られている監督です。

日向監督の感想をご紹介します。

なんだか言葉で表現できないので困るのですが、
言葉にならない”じーん”のある映画でした。
琴線に触れる映画で、涙流れてきて。
ラストなんかは、もうちょっと、まいるくらいに、じーんときました。
東京に対して、寂しさや、ときどき怒りを感じてるように見えた。
でもそれでもカメラを向け、そこを舞台に撮る。
だからか、とても好きでした。上手く表現できないけど、
なんか、愛を感じました。人ってものにも愛を感じたし、画にも。
深いところに”じーん”ときた映画でした。


この文章の後で、日向監督は、『buy a suit スーツを買う』が「なんでかふと、思い出したりする」「そういう映画になる気がします。」とお書きになっています。

わたしは、はじめて『buy a suit スーツを買う』を見た時に、まるで市川監督から“私信”をもらったような感触を持った映画だと思いました。そんなメールの返信に、日向監督は、

産業としての映画も私は好きですが、自分で作る時の映画って、本来
こういうものだよな、と妙にうれしかったんです。
私も映画はある意味いつも私信なので。

と答えてくれました。


日向監督の写真展が、2/18から3/5まで阿佐ヶ谷cafe RUSTLE ( 杉並区阿佐ヶ谷北1-28-8 JR阿佐ヶ谷駅北口を出て、中杉通りを北へ、徒歩5分)で開かれています。



詳しくは、こちらから。日向監督のHPです。
http://www.ne.jp/asahi/hymawary/company/