低予算映画について考える

スプリング・フィーバー

めずらしく新しい映画を見たいと思っています。 ロウ・イエ監督の『スプリング・フィーバー』です。 渋谷のシネマライズで上映しているのです。 先日、『海炭市叙景』のマスコミ試写の時に、脚本家の荒井晴彦さんにお会いして、ロウ・イエ監督にある映画監督…

大友良英さんのこと

フィリップ・ガレル監督の『孤高』を公開した時、どうしてもやりたいと思ったひとつのイヴェントをしました。それは、音のない映画(一般的な意味でのサイレント映画というもののと、この映画は異なります)であるこの作品と、ミュージシャンがセッションを…

フィリップ・ガレル監督のこと

かつてフィリップ・ガレル監督の70年代の作品『孤高』を配給しました。 この映画は、スローラーナーで初めて独自で海外から輸入した映画でした。何度か直接ご一緒する機会があり、個人的にも、ガレル監督から多くの影響を受けました。 彼は、35mmのフィルム…

エリック・ロメール監督のこと

「…なかんずく、ロメールの味わい深い『海辺のポーリーヌ』は、近年、私がアメリカで撮ってきた一連の映画とは対照的に、私に謙虚さの感覚を取り戻させてくれるに違いないものだった。撮影はノルマンディーで、五週間ほどでたいへん素早く行われ。スタッフも…