赤羽末吉さん

slowlearner_m2012-06-16




時々、というか、かなり定期的に赤羽末吉さんの仕事が気になって作品集を見返します。赤羽さんは、ご存知の方も多いと思いますが、『かさじぞう』や『スーホの白い馬』で知られる絵本作家です。
幸い近年、講談社から作品集が出版されましたから、絵本やエッセイ集を何冊も本棚から出さずとも、その仕事ぶりを俯瞰することができます。


「私は満州から引き揚げて、都営住宅のささやかな庭に、花をいっぱい咲かせてその中で子どもを遊ばせた。子どもは花を意識せず、賞でもしない。しかし、美しい花々はかならず子どもの心に作用していると思う。子どものだいじな環境をつくっている絵本は、この花々でなければならない。」(赤羽末吉)


わたしは、そんな思いで映画を作っているでしょうか?
いや、そうでなければならないと思うのです。