しかし、昨日は…。

slowlearner_m2011-07-16



思い返すだに、暑い一日でした。
おまけに、当然のように昭和31年製のバスには、冷房などあるわけもなく、そして、窓外を白く飛ばすために、バス全体をビニールでくるんでいるようなものですから、中は温室です。
朝、あまりにも晴れた空を見て、いくらなんでも晴れ過ぎだ、と贅沢な悩みを持ったのは、私だけではないはずです。
しかし、わたしよりも長生きのバスは、素敵でした。
道路を走る撮影の時、保育園児役の子供たちは、歓声をあげ、大人たちは、その走りを懐かしみ(これがまた懐かしい揺れ方をするのです)、道でその走りを目にした撮影とは何の関係もない中学生たちは目を丸くしていました。
バスは、それぞれの生活や日常に密着したいろいろな記憶や感慨が交差する乗り物だと思います。市電では特殊すぎるし、電車では一般的すぎるかもしれません。バスのそんなあり方は、今回のPVのテーマでもありました。