佐藤泰志作品の文庫化

slowlearner_m2011-04-03



そう言えば、聞くところによれば、佐藤泰志さんの単行本が全て文庫化されることが決定したそうです。
4月には小学館文庫から『移動動物園』、河出文庫から『そこのみにて光り輝く』が、5月には小学館文庫から『黄金の服』、河出文庫から『きみの鳥はうたえる』が、そして6月には河出文庫から『大きなハードルと小さなハードル』が出版されるとのこと。
嬉しいです。
河出文庫には、単行本未収録の作品の収録も計画にあるようにお聞きしています。
河出の担当の編集者の方は、わたしの旧知の方なのですが、お電話をいただいた時、『海炭市叙景』の映画化と小学館文庫の『海炭市叙景』のヒットで、こうして佐藤作品を文庫化できることが、とても嬉しい、とおっしゃられ、何だかとても恐縮してしまいました。
映画『海炭市叙景』は、東京でも5月に下高井戸シネマ、そして6月には再びユーロスペースで上映の予定です。
文庫化される佐藤泰志作品とともに、映画も楽しんでいただければ幸いです。



いろいろ考えいたら蔡明亮監督の『Hole』が見たくなりました…。