M・エメット・ウォルシュ!

slowlearner_m2011-03-03



千里の道も一歩から…ひとつひとつ仕事をします。

さて、『マイキー&ニッキー』の出演者ですが、ピーター・フォークとカサヴェテスがバスに乗っていて、急にカサヴェテスのニッキーが、街を出る前に、おふくろの墓参りをする、とバスを降りようとします。この後に続く、お墓を探すシーンもとてもいいのですが、バスの前扉から無理矢理降りようとするニッキーに、「煙草を吸うのは容認したけど、前扉からは絶対に降ろさない!」と頑張るバスの運転手が、とても素晴らしくて、おかしくて、誰だろうと思っていました。



それが、M・エメット・ウォルシュでした。
コーエン兄妹の『ブラッド・シンプル』(84)、ウォーレン・ベイティ監督作の『レッズ』(81)などにも出演している、やはり名脇役だと思いますが、やはりリドリー・スコット監督作品『ブレードランナー』の対・レプリカント専任捜査官デッカード・ブラスター( ハリソン・フォード)の上司ブライアン役でしょうか。



そう言えば、『マイキー&ニッキー』の監督であるイレイン・メイは、IMDBによるとuncreditedとして、『レッズ』に参加しています。



イレイン・メイが脚本を書いたウォーレン・ベイティ監督作の『天国から来たチャンピオン』は78年の作品。『幽霊紐育を歩く』のリメイクとのことですが、原題は“Heaven Can Wait”。



“天国は待ってくれる”。
エルンスト・ルビッチですね.