イレイン・メイ監督!

slowlearner_m2011-02-21



昨日の興奮も覚めやらぬまま、今日は事務所でデスクワークです。
渡辺琢磨さんとは甲斐田祐輔監督作品『砂の影』の時に、音楽を担当して頂いたのですが、あのような喋りになるとは思わず、繊細な彼の音楽とのギャップに楽しんでしまいました。
今週いっぱいアーカイヴに保存してありますので、是非ご覧になってください。




今日は『マイキー&ニッキー』のイレイン・メイ監督をご紹介します。

イレイン・メイ(Elaine May)

1932年4月21日フィラデルフィア生まれ。俳優ジャック・バーリンと女優アイダ・バーリンの間に生まれる。ウィリアム・ワイラー監督『孔雀夫人』やマーヴィン・ルロイ監督『哀愁』に出演する女優マリヤ・ウスペンスカヤのもとで演技を学び、シカゴ大学で学びながら、即興演劇のグループ“The Compass Players”のメンバーとなる。そこで、後に『卒業』などの映画監督となるマイク・ニコルズと出会い、コンビを組む。1962年にグラミー賞を受賞。女優として演出家として活躍する一方で、1971年『おかしな求婚』(ウォルター・マッソー主演)で映画監督デビュー。この映画では主演も果たした。72年にはニール・サイモンの脚本で娘のジェニー・バーリンが出演した『ふたり自身』を監督。そして、バック・ヘンリーとウオーレン・ベイティの共同監督による『天国から来たチャンピオン』(78)では脚本を担当。その後、本作『マイキー&ニッキー』(76)、ウォーレン・ベイティダスティン・ホフマン主演の『イシュタール』(87)を監督するほか、盟友マイク・ニコルズ監督作品『バードケージ』(96)、『パーフェクト・カップル』(98)の脚本を担当。女優としてもハーバート・ロス監督作品『カリフォルニア・スイート』(78)、ウディ・アレン監督『おいしい生活』(00)に出演している。2011年にはハーバード大学で「イレイン・メイ監督の回顧展」が開催された。


このプロフィールを観ながら「なるほど」と思ったのは、彼女自身も女優であって。まず『卒業』のマイク・ニコルズ監督とコメディのコンビを組んでいたんですね。マイク・ニコルズが、そういうことをしていたというのも、私は全然知りませんでした。



そして、師であるマリヤ・ウスペンスカヤは、ウィリアム・ワイラー監督『孔雀夫人』やマーヴィン・ルロイ監督『哀愁』で知られる女優ですが、ロシアからアメリカに渡り、移民仲間のルイシャルト・ボレスワフスキとともに、メソッド演技法として知られる演技法を教授し始めた人なのだそうです。




マイク・ニコルズとイレイン・メイです。



そんなことを調べていたら、ピーター・フォークとイレイン・メイが共演している映画の動画がありました。1967年の“Luv”。監督はクライヴ・ドナージャック・レモンとも共演です。

わたしがリアルタイムで見た彼女の監督作品は、ウォーレン・ベイティが製作し、、ダスティン・ホフマンと共演した『イシュタール』(87)。撮影は、なんとヴィットリオ・ストラーロでした!



ウディ・アレンの2000年の作品『おいしい生活』にも出演していました。



撮影中のイレイン・メイ監督です!