日本映画大学の取材でした。

slowlearner_m2010-12-02



今日は、日本映画大学NHKニュースの取材があり、一日、新百合ケ丘にある日本映画大学に行っていました。先日は、外からしか見ることが出来なかったのですが、新しく出来上がる白山校舎の中にも入れていただきました。









そして、『教育者・今村昌平』(キネマ旬報社刊)も、まもなく発売です。



新百合ケ丘といえば、



12/18(土)から『海炭市叙景』が上映される川崎市アートセンターも駅からすぐです。
お近くの皆さんは、是非こちらでもご覧いただければ幸いです!



電車の中で『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』を読みつづけます。
最初にこの本を手に取ったのは大学の時だと思います。それかずいぶん長く忘れていたのですが、数年前、偶然、村木良彦さんの死の後に是枝裕和監督が演出した番組「報道の魂 あの時だったかもしれない。〜テレビにとって「私」とは何か〜」を深夜で見て、そして、朝日文庫から復刊されたこの本を再読したのでした。
読む度に、絶えず実践へと突き動かされる名著だと思います。


『テレビジョンはジャズです。ではジャズとは、と聞かれたら、そう、R・ヒューズの言葉を贈りましょう。
「ジャズは円周です。あなた自信がその真中の点です。ジャズは作曲された音楽ではなく、拍子とリズムのある限り、感ずるままに、進むに連れて作曲しながら即興演奏(インプロヴィゼーション)---とても幸福な、時には悲しい、演奏する行為です」
テレビジョンもそうです。送り手と受け手があるのではなく、全員が送り手と受け手なのです。すでに書かれている脚本を再現することではなく、たえまなくやって来る現在(いま)に、みんなが、それぞれの存在で参加するジャム・セッションです。テレビジョンに、“すでに”はありません。いつも“現在(いま)”です。いつも、いつも“現在(いま)”のテレビジョン。だからテレビジョンはジャズなのです。』