さらに増刷が決定しました!!

slowlearner_m2010-11-05



熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』の原作である佐藤泰志さんの小学館文庫が、更に増刷決定です!!
なんと3刷5000部の重版が決まったのです!
ほんとにこんなに嬉しいことはありません。
まだお読みでない方は、是非原作の『海炭市叙景』を読んでいただければ幸いです。



先日、『海炭市叙景』のイヴェントにいらしていただいた故・久世光彦夫人である久世朋子さんからお借りした『あとは寝るだけ』の脚本を読んでいます。
この久世演出によるドラマを見たのは、高校3年の頃でしょうか。
“北関東逆境会”。なつかしい…。
あまりの衝撃にずっと脳裏から去らないドラマなのですが、残念ながらソフト化も何もされていないのです。今回、久世さんに特別にお借りして脚本を読ませて下さることになったのです。
脚本家は松原敏春さん。まだ2話目なのですが…これがなんと『カラマーゾフの兄弟』なのですね。
松原さんの脚本も、とても凄い。面白い。
『時間ですよ」『ムー一族』『寺内貫太郎一家』『悪魔のようなあいつ』『せい子宙太郎−忍宿借夫婦巷談』…久世ドラマで育ったと言っても過言ではありません。
でも、もう久世さんも松原さんもいなくなってしまいました。



出演は、堺正章さん、樋口可南子さん、三木のり平さん、柄本明さん、小泉今日子さん、戸川純さん、石井愃一さん、高田純次さん、寺田農さん、田島令子さんほか。
凄そうでしょ。



ちなみに朋子さんは、先月で終了してしまったのですが、平凡社の書評誌『月刊百科』に「テコちゃんの時間 久世光彦との日々」を連載されていて愛読していました。


そして、鈴木卓爾監督作品『ゲゲゲの女房』は、明日、山陰地区先行公開を迎えます。これまでご協力いただいた皆さん、配給・宣伝・劇場のスタッフの皆さん、ほんとうにありがとうございました!


http://www.gegege-eiga.com/