オマージュ津田新吾

slowlearner_m2010-04-18



先日、青山ブックセンター本店を覗いたら、“オマージュ津田新吾”という棚が出来ていました。
それは、昨年亡くなった元・青土社の編集者津田新吾さんの追悼の棚でした。
津田さんとは個人的に親交があったわけではありません。でも、管啓次郎さん、堀江敏幸さん、前田英樹さん、越川芳明さんなど知り合いの本を編集していたこともあり、青土社で何度かお目にかかったりもしました。
特に管啓次郎さんの『コヨーテ読書』が出版される時には、『ステイト・オブ・ドッグス』のパンフレットのために管さんに描いていただいた文章を『コヨーテ読書』に収録していただいて、とても嬉しかったのを覚えています。


管啓次郎さんのブログ http://monpaysnatal.blogspot.com/



青山ブックセンターの棚には、津田さんが作った美しい本が並んでいました。
2月いっぱいで終了するはずだったが、場所を変えて続いているとのこと…。長らく青山ブックセンター本店を覗いていいなかったのだな、と思いました。コーナーには、吉増剛造さんが題字を書き、管啓次郎さん、野崎歓さん、堀江敏幸さん、田中三蔵さん、今福龍太さん、冨原眞弓さん、前田英樹さん、関口涼子さん、 鄭暎惠さん、宮地尚子さん、小池寿子さん、西口徹さん、鵜飼哲さんの追悼文を収録した美しい文集が展示されています。



この日はずいぶん長い間、青山ブックセンターにいたかもしれません。
“オマージュ津田新吾”の棚の側には、菅さんも詩“AGENDARS”を連載している札幌の古本屋さん書肆吉成が出版している小冊子“アフンルパル通信”も並んでいて、いろいろな思いの中で、ちょっと考え込んでしまったのです。


書肆吉成 http://diary.camenosima.com/


結局この日は、“アフンルパル通信”と中井久夫さんの『こんなとき私はどうしてきたか』(医学書院)を買って帰って来たのです。





是非、青山ブックセンター本店の“オマージュ津田新吾”に行ってみて下さい。


http://www.aoyamabc.co.jp/12/12_201003/post_527.html


明日は、いよいよ『ゲゲゲの女房』のオールラッシュです。