ラッシュを見ました。

slowlearner_m2010-03-30



今日は佐藤泰志原作、熊切和嘉監督作品『海炭市叙景』のラッシュを初めて見ました。
その前にキャメラマンの近藤龍人さんや照明の藤井さん、編集の堀さんと仕上げのスケジュールの打ち合わせ。
監督と編集部がまずは繋いだ全編を通してみます。



長尺にも関わらず…ラッシュで泣かされてしまいました。
後ろでも星野Pが、鼻をすすっている音が後半途切れることがありません。



編集の堀さんです。


正直言って、初めてのラッシュですから、それを見て、この素材をどうしていこう、ということを悩むことはあっても、泣かされることなんて、ほとんどありません。
台本も読んでいるし、どういうことをしているのかも知っているのに泣かされてしまったのです。





なんと言えばいいのでしょう…人にも、おそらく町にも、美しい、幸福な瞬間というものはあるのだと思います。それが、すでに失われてしまっていること、失ってしまったことを悔やむ人々の物語が切々と胸に迫ってくるのです。


もちろんまだ課題はあるのですが、とてもいい映画になるはずです。






あっという間に3月も終りです。
寒い寒い。