新潟の皆さん、ありがとうございました。

slowlearner_m2009-08-21



シネマート新宿、渋谷ユーロスペースで絶賛上映中の浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』。

新潟シネ・ウインドは今日までの上映でした。

新潟の皆さん、ほんとうにありがとうございました!




引き続き、シネマート新宿と渋谷ユーロスペースは、8/28(金)までの上映が続きます。是非ご覧頂ければ嬉しいです。


秋にクランクインする予定になっている日向組に出演して下さる予定になっている俳優さんの事務所の社長さんが、『私は猫ストーカー』を見て下さったようで、お電話をいただきました。もちろん猫を飼っているし、猫は好きなんだけれど、星野真里さんが演じたハルの歩き方や、夜明けに「実は私、猫ストーカーなんです!」と告白するところや、古本屋さんの佇まいがとても良かったと言って下さいました。


嬉しいです。


私は猫ストーカー』には、たいしたストーリーはありません。
誰の日常の中にもありそうなささやかな事件とも言えないような事件しかありません。
でも、そのようなささやかな事件が日常には積み重なって暮らしているのだし、そのささやかさを丁寧に撮ることから始めたいと思って作り始めた映画でもあります。


今日もまた嬉しい知らせもあれば、悲しい知らせもありました。なので(なんで、なのでか分かりませんが)、ケン・ローチ監督の『大地と自由』のラストシーンです。吹き替え版ですが。



最後で孫娘が読んでいる祖父が遺した詩は、ウィリアム・モリスの詩です。


曰く「誰も敗者とならぬ 戦いに参加しよう。たとえ死が訪れても、その行いは永遠なり」