音が良くなりました!

slowlearner_m2009-07-27



大友良英さんのドキュメンタリー、岩井主税監督作品『KIKOE』が、渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開中です。


初日には舞台挨拶が行われましたが、その時の模様を大友さんがJAMJAM日記書いていらっしゃいます。

http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/


音は不思議です。大きければ聞こえるというものではありません。
先日、『私は猫ストーカー』の劇場でのチェックをやっていても思ったのですが、その映画とその映画が上映される劇場にあった大きさがあるのですね。少しずつメモリをズラしながら調整したのですが、音が聞こえ始めると、画面に写っているものの見え方までが変わってきます。“見える”ようになるのです。

実は最初のほうだけ見て帰ろうと思ったのですが、音が見違えるように良くなっていて、ついつい最後までみてしまいました。爆音上映で見たみなさん、もしも余裕あったらもう一回ユーロで見てやってください。前回は爆音の良さはあったものの、弱音部分まで大きな音になってしまい、かつサウンドシステムの狭い音域に、わたしははっきり不満があったんですが、今回は満足です。I.S.O.やCosmosの音がちゃんと聴けるようになりました。


これは、大友さんのJAMJAM日記。


いい音とは、まさしく“いい音”なのであって、クリアならばいい、大きければいい、というのとはまた違います。これは、映像にもいえることで、デジタル化されたパキパキした見え過ぎる映像が、“いい映像”なのではないのと同じことです。


では、ここで1曲。大友さんの大友良英 NEW JAZZ ENSEMBLEの名盤『DREAMS』から。ボーカルは戸川純さんです。



そうそう、大友さんはスイカが好きなのだそうです。
人生の最後には、スイカが一切れ食べたいのだそうです。
そんな話をしていたら、打ち上げのお店のご好意でスイカを出してもらい、びっくりしました。もちろん最後の一切れは、大友さんが食べました。

大友良英生誕半世紀記念ライヴ」ということで、大友さんはライブが目白押しです。8月1日(土)には誕生日ということでピアノまで弾くようです。8月2日(日)には、原宿VACANTで映画「KIKOE」徹底バトルトークがあります!

8月2日(日)映画「KIKOE」徹底バトルトーク


大友良英×岩井主税(KIKOE監督)×大谷能生

20時スタート

会場 原宿 VACANT
http://www.n0idea.com/vacant/menu.html

料金1500円+ドリンク

大友良英のドキュメンタリー「KIKOE」はどのようにして生まれたのか。
数年間にわたり大友を追い続けた映画監督岩井主税と、映画にも出演しその舞台裏の葛藤を知る論客大谷能生を招き、決して平坦な道のりではなかった制作過程をさらけだしつつ、三者の意見をぶつけ合う時間無制限の本音トーク。客席との質疑応答も交えつつ、「KIKOE」以降のENSEMBLES展にまで繋がる経緯を徹底的に検証する。


では、大友さんの1994年のギターソロをどうぞ。



今日は夕方、虹が出ました。



俳優の山田辰夫さんがお亡くなりなりました…。



石井聰亙監督の『狂い咲きサンダーロード』も好きですが、『シャッフル』はわたしにとって永遠です。山田さんの主演作でした。ご冥福をお祈り致します。