『BU・SU』の上映が決定しました!
3/21(土)〜27(金)の間、渋谷ユーロスペースで開催される『市川準監督のこと 追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』に、市川監督のデビュー作である『BU・SU』(87)の上映が決定しました。この映画は、昨年の東京国際映画祭でも追悼上映されましたが、あまり状態の良いプリントではありませんでした。しかし、市川監督が亡くなった直後ということもあって、それはそれとして涙なくしては観ることができない、いい上映でした。
今回の『市川準監督のこと 追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』では、すべての作品をプリントでご覧頂こうと考えています。そして、よい状態のフィルムをさがしたところ、16mmフィルムですが、ほとんど上映したことのないキレイなフィルムがあることが分かりました。
考えた末に、このプリントで今回は皆さんに『BU・SU』をご覧頂こうと思います。
この『BU・SU』という作品は、デビュー作であると同時に、遺作である『buy a suit スーツを買う』に繋がる重要な作品だと考えていました。ですから、『BU・SU』を上映しないことはありえない、と思っていたのです。
このスチールにある麦子を演じる富田靖子さんが、“人形振り”で八百屋お七を踊るシーンが、好きです。
これで、上映作品は15本。
『BU・SU』 1987
『会社物語 MEMORY OF YOU』 1988
『ノーライフキング』 1989
『つぐみ』 1990
『病院で死ぬということ』 1993
『東京兄妹』 1995
『トキワ荘の青春』 1996
『東京夜曲』 1997
『大阪物語』 1999
『ざわざわ下北沢』 2000
『東京マリーゴールド』 2001
『竜馬の妻とその夫と愛人』 2002
『トニー滝谷』 2005
『あおげば尊し』 2006
『あしたの私のつくり方』 2007
となりました。
トークゲストの調整もすすんでいます。まもなく皆さんにお知らせできると思いますので、もう少々お待ち下さい。
ネット上でご覧いただける『市川準監督のこと 追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』も制作中です。