飛ぶ教室

slowlearner_m2013-01-02



実家の本棚から、『飛ぶ教室』という雑誌の創刊0号から、1983年の第5号までがあったので、引っ張り出してきて読んでいます。
ケストナーの『飛ぶ教室』からとられた名前を持つこの雑誌は、今でもまだ続いているはずです。
児童文学の総合誌として創刊された雑誌です。
今読み返すと、例えば、石垣りん阪田寛夫神沢利子、長谷川集平、高井有一といった幅広い執筆者が、ひとつの号の創作のページに名前をつらね、寺山修司佐藤さとる栃折久美子串田和美、大庭みな子がエッセイを書き、秋野不矩、秋野等親子が対談をしている内容の濃さで、ちょっと圧倒されました。
今が、どうのこうのということではなく、30年前の雑誌が、ある現代性を持ちながら、目の前にあることに、久しぶりに眩暈がします…。