熊切組セミオールラッシュ

slowlearner_m2012-07-26



東京は、ほんとうに蒸し暑く…。
事務所からイマジカに行く間だけでも、へとへとです。
今日は熊切組『夏の終り』のセミオールラッシュでした。
オールラッシュで、編集が決まるので、その一歩手前のラッシュです。
まだ数日作業をする日程はあるのですが、『夏の終り』は、ひとつの形になったと思います。



そして、今日、山田宏一さんの『トリュフォーの手紙』(平凡社刊)が本屋さんの店頭に並びました。
トリュフォーが遺した膨大な手紙を山田さんが読み解きながら、書き綴った評伝です。
この本をどんなに待ったでしょう。
山田さんの「後記にかえて」にもあるように、トリュフォーの死後、書簡集がフランスで刊行されたのが88年。
この本は、その昔、青山ブックセンターの六本木店で手に取りました。
フランス語は読めないので、買いはしませんでしたが。
その後、ほどなく山田宏一さんたちによる翻訳がすすめられていることを知り…その後の経緯は『トリュフォーの手紙』をお読みいただくこととして、このような本として20年(!)かかって結晶したのです。
是非、書店で手に取ってみてください。
山田さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
それから、この間、編集を担当された平凡社の日下部さん、ほんとうにおめでとう。
ゆっくり読もうと思います。



トリュフォーの思春期』の予告編です!