かぞくのくに

slowlearner_m2012-02-23



先日まで行われていたベルリン国際映画祭で、ヤン・ヨンヒ監督作品『かぞくのくに』が国際アートシアター連盟賞を受賞したのはお伝えした通りですが、審査員のコメントが届きましたので、ご紹介したいと思います。


「力強いキャストによる数多い感動的な名シーンに溢れ、今の北朝鮮の実情を、観客に感じ取らせる事に成功している。
繊細なキャラクター設定により、観客は政治とイデオロギーがいかに個人に影響を与えるかを感じとるだろう。」


続いて、主演の安藤サクラさんのコメント


「昨年の真夏。猛暑。ヤン監督の熱い意志と、愛情。ぐっちゃぐちゃで愛おしい現場。暑くて、熱くて、アツくて、ぶっ倒れた。かぞくのくにが氷点下のベルリンで賞をいただくなんて。本当に本当に、本当に嬉し いです。今後この作品が、色々なところへ羽ばたいてゆくのが楽しみでなりません。おめでとうございます!」 安藤 サクラ


そして、もうひとり井浦新さんのコメントです。


安藤サクラさん始め共演者とスタッフが、監督の世界観の中で、苦悩し、愛をもってせめぎあい、まさに 組自体が家族の様な一体感を生んだ。この様な作品にはなかなか出逢えないからこそ、想いいれもひときわ深いです。映画の良心といえるに相応しい作品に参加できたことが幸せでなりません。」  井浦 新



有意義なシナハンから帰京。
一転して、映画を作ることの難しさに直面しています…。