打ち合わせ

slowlearner_m2012-02-06



今日はデスクワークと打ち合わせが1件。
しかし、東京は天気が悪く、肩と首が痛くてなりません…。
原発事故のニュースを見ながら、それでも映画を作ったり、お客さんにご覧いただこうとすることって、一体どういうことなのだろう、と考えずにはいられません。
何事かがなかったとしても、この事故と少なくとも私たちは死ぬまでつき合わなければならないのですから、その状態の中で、どんな物語を作ることが可能なのでしょう?
あれ以来、自分自身の本の読み方が変わってしまったように、作る物も変わらずにはいられないのだろうけど、それがどういうことなのか、まだ見つけられたわけでもありません。そんなことを考えている間に、小さな映画を取り巻く状況は、どんどん変化し、悪くなっているのが現状だと思います。



桂文楽の『按摩の炬燵』です。
脈絡ありませんが、落語が好きです。
小学生の頃、父親が持っていた落語の名人撰のレコード(!)を繰り返し聞きました。
裏の蕎麦屋さんが主催していた落語会に連れていってもらい聴いたのが、先日亡くなった立川談志さんの独演会でした。
座布団から転げ落ちる程笑って、どうしてもあの人に会いたい、と父親にせがんで、楽屋に連れていってもらいました。
立川談志さんは、小学生のわたしの頭を撫ぜてくれ、参議院議員だったので、その名刺をくれました。
談志さんも亡くなって、最近よくあの時のことを思い出します。