ケン・ローチ監督作品のこと

slowlearner_m2010-03-20



ケン・ローチ監督の作品が好きです。
『夜空に星があるように』『ケス』…どの作品も好きですが、『大地と自由』は様々な論議を呼びながらも、何度も見る作品となっています。

前にも書いたことがありかもしれませんが、この映画のラストシーン。祖父の葬送の時、孫である若い女性はその棺に遺品の中から出て来た赤い布に包まれたスペインの土をかけ、1ウィリアム・モリスの詩を朗読します。


「誰も敗者とならぬ戦いに参加しよう。たとえ死が訪れても、その行いは永遠なり」



“誰も敗者とならぬ戦い”とは、どのようなものなのでしょう?


この問いをどこかで映画と重ねあわせるようにして考えてしまうのです。