チェーホフ。

slowlearner_m2010-01-24



浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』は、滋賀会館シネマホールで上映中。その後は、那覇桜坂劇場での上映があります。


那覇桜坂劇場 2/27〜3/5 http://www.sakura-zaka.com/

滋賀会館シネマホール 28日まで http://www.rcsmovie.co.jp/shiga/


是非ご覧下さい!



駐車場のお馴染みさんたちのフォーメーション。



最近は、ずっと電車の中で浦雅春さんの『チェーホフ』を読んでいました。
白鳥の歌」というチェーホフの1幕劇は偏愛の対象にあります。以前にたしかグローブ座だったと思いますが、ロバート・ウィルソンが演出して麿赤児さんと早稲田小劇場の鈴木両全さんが演じた「白鳥の歌」が好きだったのです。
今回、読み直して、「白鳥の歌」には、どこかベケットの感触があるな、と感じました。
浦さんの『チェーホフ』を読んでいると、それがはっきりします。
そして、1902年にチェーホフが構想していた戯曲は、まるでベケットの『ゴドーを待ちながら』そっくりなのです。
まるで、ベケットチェーホフのこの戯曲の構想を知っていたかのようです。



チェーホフは、1860年生まれですから、今年で生誕150年なのですね。
もう少しチェーホフをつき合ってみようと思います。



ソクーロフ監督のチェーホフを描いた『ストーン』です。