谷根千、再訪。

slowlearner_m2009-06-19



7/4(土)よりシネマート新宿にてロードショー、その後、名古屋シネマテーク京都みなみ会館横川シネマ!!、新潟シネウインドほかにて全国順次公開予定の浅生ハルミン原作、星野真里主演、鈴木卓爾監督作品『私は猫ストーカー』。


今日は、パンフレット用の取材と、ロケにご協力いただいた皆さんにお礼と公開のご報告をしに、鈴木卓爾監督と谷根千、再訪です。


撮影が行われたのは、昨年の12月。今は6月ですから半年近く経ったことになります。



古書ほうろうの裏の猫たち。ロケハンの時に最初に出会った猫は、彼らでした。あの頃は、子猫だったのに、すっかり成猫です。仲のいい兄弟。


ハルの部屋です。共同廊下の下宿。江戸時代からこの地にお住まいだという大家さん。玄関の前には、小さなお稲荷さんの祠がありました。ロケハンで、この建物に出会わなければ、『私は猫ストーカー』は、今あるような映画にはならなかったでしょう。麻生美代子さんの役も、この建物と出会う事によって出来上がりました。快く部屋を貸していただいた大家さん、ありがとうございました。


ハルが出会う通称“ライオン”ちゃんと再会。「後ろにいるのは、彼女?」


ハルと鈴木さんのシーンを撮影していただいた和菓子の荻野さんから草餅をいただきました。餅が独特で、とてもおいしいです。


ハルが、チビトムに導かれるように見つけるコロッケのおいしい肉屋さん、山根精肉店さんからいただいたカレーコロッケパン。これも、とってもおいしい。っていうか、お礼にうかがったのに、いただいてばっかり。恐縮です…。


猫仙人がいつもいるお寺では、子猫たちが産まれていました。何もチリトリの中に隠れなくても…。


公園で休んでいると、ちょっとこの子達も撮って、とお姉さんが、産まれたばかりで目が開いていない子猫達を抱えてきました。すると、近くにいた野良たちが、近寄ってきます。写真の右にいるのは、お母さんではないのです。


久しぶりの再訪。まだ半年しか経っていないのに、もう無くなってしまった建物があったり、空き地だったところに家が建ったりしています。猫たちの顔ぶれも、お話をうかがうといなくなった猫もいるし、新しく産まれてきたり、最近捨てられてこの街に居着くことになった猫たちもいました。


皆さん、是非6/29の不忍通りふれあい館での上映会にいらしてください。
お時間がある方は、根津や谷中あたりをブラついていから、映画をご覧いただくのも面白いかもしれません。


街に時間は流れます。