やまだ紫さんが亡くなってしまいました…。

漫画家のやまだ紫さんが、亡くなってしまいました…。
5月5日午前4時16分、脳内出血だったそうです。享年60歳。
今日、monksさんの書き込みで知ったのです
ショックです。

私にとってのやまださんのマンガは、とにかく『性悪猫』であり『鈍たちとやま猫』でした。

『性悪猫』を連載中から衝撃を持って読んでいました。
絵も、猫の独白のような文章も大好きでした。

せけんなど　どうでもいいのです
お日様いっこ　あれば

そんな言葉に触れたくなって、何度繰り返し読んでも、時々読み返したくなるのです。

『しんきらり』『ゆらりうす色』も好きでした。
昨年の末にも、ある俳優さんが、すごく映画でやりたい作品があると言い、それが『しんきらり』だったのです。その俳優さんは、数年前に話した時にも『しんきらり』のことを話していて、ずっと大切にされていたのです。
いつかそんな映画ができればいいな、とも思っていました。

小さな心の震えを、静かに見つめ、掬いとるようなマンガでした。
切なくて、痛くて、読むといつでも心が雪が降ったようにしんとなります。

残念です。
今、『性悪猫』を新刊の本屋さんで見つけるのは大変かもしれません。
でも、どこかで見つけたら、是非手に取って読んでみてください。

やまだ紫さんのHPはこちらです。http://www.yamanekonet.com/