足立正生画帳、発売中です。

slowlearner_m2009-01-26


毎日、告知ばかりで済みません。


2006年に足立正生監督の『幽閉者 テロリスト』を製作し、公開しました。
ご存知の方も多いと思いますが、足立正生監督は、日大芸術学部時代に、伝説的自主映画『椀』(61)、『鎖陰』(63)の共同製作に参加。その後、VAN映画科学製作所に参加し、城之内元晴、赤瀬川原平小杉武久刀根康尚など幅広いアーティストたちと共に活動。若松プロで『女学生ゲリラ』などを監督する一方で、大和屋竺沖島勲らと若松孝二監督作品の脚本に参加。唐十郎とともに“アングラ界の若き旗手”と注目を集め、大島渚監督の作品『絞首刑』(出演)、『帰って来たヨッパライ』『新宿泥棒日記』(共同脚本)にも参加。
1974年、パレスチナに渡り、日本赤軍に参加。
1997年にレバノンで逮捕拘留され、2000年に強制送還されました。


『幽閉者』は、その足立監督の35年ぶりの最新作でした。


年末から年始にかけて、ガザから悲しいニュースが、多く私たちの耳にも入ってきました。
足立監督は、今、どんなことを考えていらっしゃるでしょう…。
『幽閉者』は、韓国のチョンジュ映画祭をはじめ、ロッテルダム国際映画祭など各国の映画祭を巡回しています。でも、パスポートを持つことの出来ない足立監督は、国外に出ることができませんでした。


『幽閉者』公開時に、足立監督が、逮捕拘留中にお描きになったドローイングを集めて小さな冊子を作りました。まだ少し残部がありますので、彷書月刊を発行している彷徨舎にお願いして、売っていただくことにしました。
ご希望の方は、下記までご連絡いただければ幸いです。

株式会社 彷徨舎 彷書月刊編集部

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