チラシ撒き大会です。

3/21(土)からの『市川準監督のこと　追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』に向けて、今日からチラシ撒き大会です。もう皆さんに手伝って頂いてチラシ撒きです。市川準事務所のデスクのKさんも、市川監督の助監督であり演出家もKさんも、キャスティングディレクターのYさんも、身内も、はては主演女優も総動員でチラシ撒きです。明日からは、バイトくんたちも投入…。

もし、万が一、チラシ撒きを手伝ってやってもいいぜ、または、チラシやポスターを置いてやってもいいぜ、という奇特な方がいらしたら、下記のメールアドレスまで是非ご連絡下さい!!

slowlinc@gmail.com

手伝って頂いた皆さんには、心ばかりですがお礼をします!!
もちろん、ありがとうございました、と元気よく言うだけではありません…。

今日、本屋さんに行ったら、目の前で河出書房新社から出版された『市川準』が、一冊売れて行きました。なんだか、それだけのことでドキドキしていまいます。よい機会なので、『市川準監督のこと　追悼・市川準監督レトロスペクティヴ』会期中のイヴェントについてまとめておきましょう。

3/21(土)　11:45〜・上映作品『BU・SU』　上映前に故市川準監督夫人・市川幸子さんによるご挨拶がございます。

まずは、デビュー作『BU・SU』の上映です。多分、いまのところこんなに美しいプリントで上映されることはないと思います。上映前に故市川準監督夫人・市川幸子さんからご挨拶があります。この上映が、市川監督と観客の皆さんとの“お別れの会”になれば、こんなに嬉しいことはありません。

3/21(土)　18:30〜・上映作品『トキワ荘の青春』　上映前トークあり（小林達比古さん／撮影、橋本泰夫さん／録音）

そして、夕方には、長年、市川準監督の作品世界を支えられてきたスタッフである、撮影の小林達比古さんと録音の橋本泰夫さんにおいでいただいて、市川監督の作品づくりを深く語って頂きます。

3/22(日)　18:30〜・上映作品『トニー滝谷』　上映前トークあり（ゲスト：広川泰士さん／撮影）

広川泰士さんは、『SONOMAMA SONOMAMA』や『TIMESCAPES-無限旋律-』などで知られる写真家であり、市川監督のCMの撮影、それから映画『トニー滝谷』の撮影も担当されました。広川さんから見た市川準監督の映像について聞いてみたいと思います。

3/23(月)　18:30〜・上映作品『東京マリーゴールド』　上映前トークあり（ゲスト：周防義和さん／音楽）

＊3/23（月）各回映画上映前に「味の素・ほんだし」シリーズ CMが上映されます。

今回の上映では、映画の上映前に市川監督のCM名作選を上映します。23日は、田中麗奈さん、樹木希林さんが出演された「味の素・ほんだし」シリーズを上映します。続けてい見ると、まるで短編映画のような味わいです。音楽の周防さんは、「味の素・ほんだし」シリーズと、やはり田中麗奈さんが主演された『東京マリーゴールド』の音楽を担当されました。

3/24（火）18:30〜・上映作品『大阪物語』　上映前トークあり（石井達矢さん／クリエイティブディレクターほか）

＊3/24（火）各回映画上映前に「大日本除虫菊・金鳥」シリーズ CMが上映されます。

この日は、各作品の前に「大日本除虫菊・金鳥」シリーズ を特集して上映します。石井さんは、市川監督とのコンビで「大日本除虫菊・金鳥」シリーズをはじめとする数々の名作CMを作り上げたクリエイティブディレクターの方です。

3/25（水）18:30〜・上映作品『東京夜曲』　上映前トークあり（大島征夫さん／クリエイティブディレクターほか）

＊3/25（水）各回映画上映前に「サントリー・オールド」シリーズ CMが上映されます。

この日は、各作品の前に「サントリー・オールド」シリーズ を特集して上映します。大島さんは、市川監督のコンビでサントリー・オールドなど多くの名作を作り上げたクリエイティブディレクターの方です。連日、CM監督としての市川監督にスポットをあてて語って頂きます。

3/26（木）18:30〜・『病院で死ぬということ』1993　上映前トークあり（ゲスト：岸部一徳さん）

26日のゲストは、俳優の岸部一徳さんです。岸部さんと市川監督と言えば、名作『病院で死ぬということ』ですね。岸部さんは、この作品の演技で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞されました。『ざわざわ下北沢』にも出演されていますが、TV作品のナショナルインバーターや「大日本除虫菊・金鳥」シリーズでの岸部さんも見逃せません。

3/27（金）18:30〜・『あおげば尊し』2006　上映前トークあり（ゲスト：テリー伊藤さん）

27日のゲストはテリー伊藤さんです、テリーさんは、市川監督の『あおげば尊し』で主演をされ、在宅介護で家族とともに父を看取る一方で、“死”を受け止めることができない小学生の子供たちに対して行かなければならない教師という難役を演じられました。“死と向かい合う”ことをテーマにしながら、終わりには清々しさの残る傑作だと思います。市川監督にとっては、フィルムで撮影された映画（『あしたの私のつくり方』はHD撮影）としては、『あおげば尊し』が最後の作品となりました。

特別鑑賞券も発売中です。ユーロスペースの窓口でお求めの方には、市川監督がご自分で描かれたイラストのポストカード3枚セットをプレゼントしています。限定数ですので、お早めに。